エーデルワイン スタッフBlog
岩手県花巻市大迫町のワイナリー「エーデルワイン」
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製造部の佐々木俊洋です。
5月も終わり、エーデルワイン自社圃場で育つワイン用品種が無事にすべて発芽しました。
北国のぶどう農家が最も恐れる「晩霜」の襲来もなく、ホッとしたのもつかの間、次の作業がやってきました。
芽吹き量を調節し、今後の手入れを左右する「芽かき」です。
こちらの写真の品種はシャルドネになります。
今年度、自社圃場の品種の中では一番芽揃いが良く、元気に生育しているので、どの芽を残したらいいのか悩みそうですが...。
この写真で私が手にかけている部分は「副芽」といいます。
ぶどうの芽は、1箇所に「主芽」と「副芽」の2つの芽がありますが、2つとも残すと新梢の発生位置が近すぎて管理に支障をきたしたり、昨年の貯蔵養分が競合する為...
もったいないようですが、残った枝が良く育ってくれるように、このように折ってしまいます。
この「副芽かき」の他にも、「不定芽・陰芽かき」、「荒芽かき」、「本芽かき」を経て...
このような形になりました。
1枚目の写真と比べると、びっくりするくらい枝が無くなってしまったと思います。
ですが、このくらいの間隔でないと、新梢の葉がお互いに影を作って光合成の邪魔をしてしまったり、密度が高すぎて病気が発生しやすくなります。
芽数が少ないと、もちろん収穫出来るぶどうの量も減ってしまいますが、「量よりも質の高いぶどう」でのワインづくりの為、心を鬼にしてポキポキ折り続けます。
現在、ぶどうの新梢は(本当に)目に見える
速度で成長しています。
朝、畑に到着したときと、夕方帰るときでは違う顔を見せてくれます。
次々に新しい作業が迫ってきますが、管理が遅れないことが良いぶどう作りの為の条件でもあるので、スピード重視でがんばります!
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