エーデルワイン スタッフBlog
岩手県花巻市大迫町のワイナリー「エーデルワイン」
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製造部の佐々木俊洋です。
さて、突然ですが
「冬の期間、ぶどう農家は何をしていると思いますか?」
ぶどうは永年作物だからもちろん剪定!と答えた方...正解です。非常にお詳しいですね!
東北は寒い。ずっとこたつの中にいるのではと思った方...ある意味正解です。実際にそんな気持ちになるくらい寒いときもありますよ...。
岩手県は雪国。雪かきに必死で何もできないのではと感じた方...もちろん正解です。しかし、我々大迫町の降雪量は多い地域に比べそれほどでもありません。
では、それ以外には何をして過ごしているのか...
実は、冬の期間は、ぶどうだけでなく「農家も根を張っている」のです。
2月19日、JAいわて花巻大迫町支店4階ホールにて、「平成27年度 大迫ぶどう防除暦説明会 並びに 鳥害研修会」が行われ、私も出席してまいりました。
防除暦(ぼうじょれき)とは、その年に発生するであろう病気や害虫に合わせて、散布する農薬の種類やタイミングを関係機関が話し合い、構築したものです。
より少ない農薬散布量で効果的に病害虫と戦うための「教科書」のようなものです!
今年のぶどうの出来がこれによって決まるとばかりに、みなさん一生懸命に説明を受けていました。
そしてその後、「果樹園地における鳥害について」という演題で、
岩手大学農学部保全生物学研究室 農学博士 東 淳樹 様よりご講演いただきました。
せっかく手塩にかけて育てたぶどうが「トリ」に食べられる...。
しかし、一体なんという名前の「トリ」なのかすら分からない人が多くいました。(実は私も「カラス」くらいしかわからず...果樹で被害が多いのは「ムクドリ」「ヒヨドリ」だそうです)
そういった基本的な知識から、本当は意味のない従来の鳥よけ方法、最も有効な防御策まで、非常に勉強になった研修会でした!
(東先生...本当にありがとうございました!)
いかがでしたでしょうか?
「平均年齢70代のおじいちゃん」たちが、プロジェクターによってスクリーンに映し出されたスライドショーを一心に見つめ、講義を聞いている...これもすべて「秋に立派な実をつけるため」!
寒い季節にこそ「根を張る」努力...私も負けていられません!
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