エーデルワイン スタッフBlog
岩手県花巻市大迫町のワイナリー「エーデルワイン」
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製造部の佐々木俊洋です。
日本列島どこもかしこも雨が降り続いている今年の梅雨。
この度の大雨の被害で不自由を強いられている方々をニュースで見ると心が痛みます。
岩手県ももちろん例外ではなく、週間予報はいっつも傘マークです。
では、この時期のこの雨量はワイン用のぶどうに何をもたらすのかというと…
(一応閲覧注意です!)
もっさりとした灰色のカビが!!
これは「灰カビ病」と呼ばれる病気です。
写真の通り、ぶどうの粒や軸に灰色の胞子が付着し、その部分を腐らせてしまいます。そして、湿度が高い状態が続くと、一気に病気が園地内に広がり、ぶどうの房が丸ごと腐って落ちてしまうことがあります。
エーデルワインで栽培しているワイン用ぶどう品種の中では、ツヴァイゲルト・レーベがこの病気にとても弱く、梅雨の時期から収穫するまで、常にこの病気と闘わなければなりません。
房の3分の1が腐ってしまっているようなものも…
このようにすべてハサミで切り落とし、きれいにします。また、胞子がついている部分も手で払い落とします。
形は不恰好ですが,収穫期前にまるごと腐り落ちてしまうのは防ぐことができます。
栽培者が丁寧に管理しなければ、収穫する日すらもまともに迎えることが困難なぶどう…ツヴァイゲルト・レーベ。
ビニール被覆や摘粒など、あらゆる対応策を講じても、やはり自然の力に勝つことは難しいです。
これからの天候が回復するのを祈りながら、ひらすらに腐敗果を取り除き続けます!
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